第192号 2011年 12月

「ホスピタリティ」を追求する

−本年の研究課題−

副施設長 大西 博之

 毎年のことだが、年末になると、次年度の目標を決めたくなる。と同時に、福祉の仕事とは何だろうと、改めてこの仕事の原点を考えてみたくなったりもする。長年、福祉の仕事とは、サービス業かもしれないとは思ってきたが、昨年は、その考え方にやや変化がでてきた年であった。
  昨夏、東京ディズニーリゾート(以下「TDL」)の経営にふと興味が湧き、あれこれと関連本を読んでみた。結果、福祉の仕事には「ホスピタリティ」というものが必要ではないかとなった。ホスピタリティとは、近年サービス業界等で用いられる言葉で、「もてなしの心、優しい心」という意味がある。そのホスピタリティを経営の柱に据え、顧客満足度日本一の座を不動にしているのがTDLというわけである。

 TDLの従業員(キャストと呼んでいる)は、約20,000人、そのうち9割がアルバイトである。そのような構成にもかかわらず、そこには来場者(ゲストと呼んでいる)への徹底した思いやりともてなしの心がある。「すべてはゲストのハピネスために」という精神が、すべてのキャストの気持ちの根底に流れているという。そのような精神が流れるこの場所は、訪れたゲストに満足の域を超えた「感動」というものを与える。満足とは、自分の想定した範囲内での出会いであるが、その想定を超えた事態に出会った時、人は「感動」を覚えるのである。満足はその場で終わるが、感動は人に話したくなるし、再びその感動に出会いたくなる・・・TDLは、そうやって、リピーターを含めたゲストを増やしてきた。
  その感動を生みだすキャストに共通していることは、TDLが好きであるということと、自分の仕事の意味を理解していることであるという。ゲストもキャストもともに幸せを感じるために、この場所に何が必要なのか・・・TDLはそれを追求し続けているのだと思う。

 このようなTDL流ホスピタリティを分析し、また経験すれば、顧客サービスというものに対する福祉業界の泥弱さや、自分自身の考えの甘さに気付くことができる。
  利用者はもちろん、家族の方々、地域の方々、出入りされる業者の方々、そして、周囲の職員・・・、自分が関わるすべての人々に対してホスピタリティを持って接しているだろうか。TDLのキャストのように、笑顔であいさつができているか、周囲の人々に幸せを提供できているか、「すべては利用者のハピネスのために」と胸を張って言い切ることができるか・・・。福祉人として反省すべきことは多い。
  さらに職員が良いサービスを提供しようと思えば、その職員自身が良いサービスを受けていないといけない。職員が大切にされる職場環境を創造していくことも同時に求められている。
  あゆみの里では、今年も、グループ旅行や外出を企画し、様々なトコロへ出かける機会が多くあるだろう。テーマパークで遊んだり、レストランで食事をしたり、旅館やホテルで宿泊したり・・・、職員にとってはホスピタリティを体験し研究する絶好の機会でもある。
  相手を思いやる気持ちをいかに身につけていくのか、どうすれば相手に感動や幸せを与えることができるのか、私自身も様々な機会を通じて学んでいきたいと思う。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 


 

A棟・B棟・通所

「寒さなんて吹き飛ばしちゃえ!!」

 11月24日に神出公園で運動会を開催しました。お天気の方は・・・曇り空に加えて、風がビュービュー吹いており、11月下旬の気温だとは思えない程、寒い日でした。しかし、そんな寒い中でも50m走、リレー、借り物競争などの白熱した競争やパン食い競争、音頭などの和気あいあいとした場面などがあり、寒さなんて忘れてしまうほど楽しい時間でした。一番盛り上がったのは、最後の玉入れと綱引きでしょうか。みなさん、チームごとに力を合わせてがんばっておられました。みなさんのおかげで怪我も無く、無事に運動会を 成功させる事ができました。

(木下)
(ちょこっとVOICE)
昼食時は、ほとんどの方が車の中で食事をされていました。やっぱり寒いですよね・・・去年に続き今年も運動会当日のお天気が恵まれなかったので、来年の運動会こそは、お天気に恵まれるといいですね。

 

「ばんたんゆうあい文化祭観賞へ」

 

 11月30日、A棟2班のメンバーは姫路市文化センターで行なわれた「ばんたんゆうあい文化祭」の観賞に出かけました。播但地区の福祉施設利用者の方々が、ステージでダンスや芝居などを次々と披露され、あゆみの里の方々も一緒になって、客席で手拍子したり踊ったりと楽しい時間を過ごすことが出来ました。昼食は豪華に牛肉、豚肉すき焼き食べ放題!皆さんお腹いっぱいすき焼きを堪能しました。

近藤




「メンソーレ、OKINAWA」

 11月30日〜12月2日にグループ旅行13班は沖縄へ行って来ました。神戸空港から飛行機で那覇空港へ。首里城、美ら海水族館、万座毛、国際通り、沖縄ワールド・・と、3日かけてゆっくりと沖縄を堪能してきました。
  悪天候のため、水中観光船は中止になりましたが、代わりに沖縄キャンドル作りを体験しました。宿泊先は、なんと阪神タイガースがキャンプで利用する「万座ビーチホテル」。とても豪華で綺麗なホテルでした。海は言うまでもありませんがとても綺麗でした。
  PS)みなさん沖縄料理にも夢中の3日間でした。                                         (山口達)

(ちょこっとVOICE)

ホテルの夕食バイキング。ところせましと並ぶ豪華な料理を目の前にして、何度も「豚丼」をお替りする斉川さん。余程美味しかったのでしょうね。




「温泉に、ぼっちゃ〜ん

 12月8日〜9日にグループ旅行14班は、四国・松山方面に行ってきました。1日目は「世界のコイン館」で千両箱を持ち上げ、「とべ動物園」では様々な動物たちとふれあい、道後温泉では、「ホテル八千代」の豪華な食事とお風呂を堪能しました。
  2日目は抜けるような青空の中、「道後公園」と日本三大平山城に数えられる「松山城」を散策し、昼食に美味しいうどんを食べ、四国・松山の魅力を満喫してきました。

 

(村川)

(ちょこっとVOICE)

松山城の甲冑の試着コーナーにて、兜をかぶった和田さんと長井さん。侍の魂が目覚めたのか、いつも以上に男前になっていました。


大満足の一日!!

 12月13日(火)に尼崎方面に出かけました。昼食はバイキングで、皆さん好きな物を満足するまで堪能しました。食事後の皆さん、とても笑顔でした。満腹になった後は、ゆっくりと温泉です。入浴後のジュースは最高でした。帰り道に伊丹空港の展望デッキでティータイム。飛行機を見ながらのティータイムでした。
 全体的にゆったりとした外出で、日頃の疲れを癒すことが出来たのではないでしょうか。

(濱本)

 

(ちょこっとVOICE)

食事後のベストショット!!"満腹の笑顔です。" 本岡さんでした。

 


「そばには何と・・・!!」

 12月15日(木)多可町にある「なごみの里山都(やまと)」へ行ってきました。
  なごみの里山都では、蕎麦打ち体験を楽しみました。蕎麦には何と!水と山芋を加えました。コシのあるおいしい御蕎麦が出来上がり、かけ蕎麦でいただきました。量は多めでしたが皆さんペロッと召し上がられていました。
  次の目的地の「播磨中央公園」では、おもしろ自転車に乗りました。様々な形の自転車に挑戦し、体を動かされ楽しまれていました。

(山本)

(ちょこっとVOICE)

おもしろ自転車に乗っているSさんの傍には何と!大好きな中○支援員が・・・。終始とって もしあわせそうな杉田さんでした♪

 【編】 もしかして、題名の「そば(傍)」と「蕎麦」をかけているのですか?

 

期間限定復活!あのスタッフにズームイン!B

「クイズ!この句は誰の句?」

喜楽舎係 村武正之

 

 今回は、少しだけ歴史に興味のある村武が、歴史上の人物の『辞世の句』を紹介します。誰かわかりますか?ヒントを参考に皆様でお考えください。全部で10題あります。

@「露とおち 露に消えにわが身かな 難波のことは 夢のまたゆめ」
        ⇒大阪城を作った人。「出世」の代名詞にもなっている人物です。

A「さらぬだに 打ちぬる程も 夏の夜の別れをさそう ほととぎすかな」
        ⇒今年の大河ドラマ「お江」のお母さんです。

B「曇なき 心の月を 先立てて 浮世の闇夜を 照らしてぞ行く」
        ⇒独眼竜。大河ドラマでは渡辺謙がこの人物の役を演じました。

C「おもしろき こともなき世を おもしろく」
        ⇒長州藩の幕末志士。奇兵隊を創設した人物です。

D「今はただ 恨みもあらじ 諸人の 命にかわる 我が身と思えば」
        ⇒三木城の城主。ろう城の末、城兵の助命と引き換えに切腹しました。

E「世の中の 人は何とも 云わばいえ わがなすことは われのみぞ知る」
        ⇒辞世の句ではないのですが。薩長同盟を成立させた人物です。

F「散りぬべき 時知りてこそ 世の中の 花も花なれ 人も人なれ」
        ⇒三日天下で有名な武将の娘さんです。

G「あら楽し 思いは晴るる 身は捨つる 浮世の月に かかる雲なし」
        ⇒「忠臣蔵」「赤穂浪士」といえば・・・。

H「嬉やと 再び醒めて ひと眠り 浮世の夢は 暁の空」
        ⇒徳川初代将軍。江戸幕府を開きました。

I「一生は 一夜の如く 去りゆくも 残る想いは 星の数なり」
        ⇒「あゆみの里」の某主任です。二十歳の頃に詠みました。

 皆様、答えはわかりましたか?これを機に少しでも歴史上の人物に興味を持っていただけたら幸いです。わからない方は、ぜひ喜楽舎の「村武」までよろしくお願いします。歴女大歓迎の「村武」でした。

 


 昨年は、念願の給食だより「学Bow 厨Bow 食いしんBow」を連載することができました。今年もよろしくお願いします。いつもはレシピ紹介と栄養の豆知識を載せているのですが、今回は特別バージョンでお送りしたいと思います。


☆栄養クイズ☆

問題はA、B、Cの中から一つ選ぶ選択方式です。皆さんは何問正解できるでしょうか?

正解は編集後記でチェック!

 

 

 栄養クイズいかがだったでしょうか?健康のために栄養のことを考えるというのは「難しい、めんどくさい」と思われる方も多いと思いますが、このクイズを通して「おもしろい!」と感じるきっかけになればいいなと思います。 
                                                                (管理栄養士1年目の安藤でした)

2011神戸あゆみの会10大ニュース

― テーマは「きずな」―

 恒例になりました「10大ニュース」です。平成23年の漢字が「絆」でしたので、テーマは「きずな」で発表します。尚、選考にあたっては、選考者の独断が多分に入っています。また一部無理やりテーマに合わせている部分もあります。さらに、順位も適当ですので、あらかじめご了承願います。

 

第1位 あゆみ紅葉祭2011開催

10月、とれたて野菜の販売、焼き芋の実演販売、またのど自慢大会への参加と、地域の方々のパワーをいただき、大盛況だった紅葉祭。地域との「きずな」がさらに深まることを願う。

第2位 B棟スプリンクラー設備改修

5月、B棟スプリンクラー設備の水漏れが発覚、9月、○百万円で修理完了。届けられた請求書に、こんな形での業者との「きずな」はないに越したことはないなあと担当者

第3位 ビーズアクセサリー個展開催

にわかに注目を浴びているビーズアクセサリー製品。2月、雑貨店「FLIPFLOP」で個展を開催。ビーズ玉同志の「きずな」で完成させる素敵な商品の数々に感嘆の声が。HPにもコーナーが。

第4位 法人のブログ開設

10月、ホームページにブログを開設。その名も「すたっふルーム」。開設以降、ページへのアクセス数が増加中。このページは、皆様と法人をつなぐ「きずな」になれるのか?

第5位 ケアホームの費用が減額

4月には食費や光熱費の「実費負担分」の見直し、10月には「家賃助成制度」の導入と、相次ぐ減額に成功。地域との「きずな」として存在するケアホーム、増設を検討中。

第6位 きずなノート静かなブーム

一昨年完成した「きずな」ノート。年が変わっても全国各地から購入申し込みが相次ぐ。親子の「きずな」になれるようにとの願いを込めて発送業務に追われる事務員の姿が。

第7位 職員の結婚者ゼロ

昨年は、近年には珍しく現役職員でゴールインした者はなし。うれしいようなさびしいような。今年は、夫婦の「きずな」を結ぶ瞬間に立ち会えるのか。やや期待・・・。

第8位 ステップワゴン、ホビオ購入

6月にステップワゴン、11月にホビオ(軽貨物)と新車を購入。ホンダ車の納車が相次ぐ。ホンダとの「きずな」やや深まる。次は、ベンツとの「きずな」でも深めるのか?

第9位 新事業所開設計画が延期  

あゆみの里南側土地に建設予定の新事業所。平成25年開設で計画を進めていたが、諸般の事情により延期となる。関係機関と再度「きずな」を深めながら、じっくりと構想を固めて行くことに。

第10位 利用者との「きずな」深まる

 これは、各自でふりかえってみる必要がある。全職員の中にランクインされていることを願う・・。 では、今年もたくさんのいいニュースに巡り合えますように!

(選考者:皆さまの予想通り大西でした)


【お知らせ・行事予定】

1月3日(火)まで冬季休暇となります。4日(水)から開所いたします。

9日(月)「成人の日」は<開所>となります。※日中活動を行います。

18日(水)に「成人祝賀会」「新年会」を行います。

【グループ旅行の予定】

19日(木)〜20日(金)  あゆみN班「関東」

【グループ外出の予定】

23日(月)  通B班  

25日(水)  AE班  

31日(火)  AG班  



《編集後記》

 

あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

2011年はどのような年でしたでしょうか?「今年の漢字」は「絆」が選ばれました。震災の影響で、2位「災」、

3位「震」となっている中、世界から称賛された日本人の前向きなメンタリティが現れたのではないかと思います。

「復興」という言葉は、復旧とは違い、ただ元通りになるだけではなく、未来へ向けての発展が不可欠です。

2012年は、被災した地域の復興が進むことを心からお祈りいたします。

(山口知)

 

☆栄養クイズ☆ 答え  <第1問> B:84kcal  <第2問> C:350g  <第3問> C:アボガド  <第4問> C:柿


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